1138 カラスの体羽

カラスのy体羽

風のない早朝、芝生の上に柔らかく軽い何かが落ちてきた。目をやると、電線の上でハシボソガラスが毛づくろいをしている。翼を精一杯伸ばし、付け根の辺りのお手入れ中だった。そしてもう一枚が。十数年観察しているつがいのカラスといつも一緒の若いカラスだ。この夫婦、今年は巣作りに失敗したはずなのだが、去年の子だろうか。

だれしも、カラスは黒いというが、体を覆っている体羽の生え際に近い辺りは、おとなのカラスでも白っぽい。羽毛のない裸になった皮膚は全体が肌色で、二回りも小ぶりな、店先で見るニワトリのようなのです。

1137 昭和新山山頂の崩落

山頂の崩落9月26日午後4時ころ、山頂部の有珠山側の一部が崩れた。駐車場に面しているが、崩落は山腹で止まった。調査に登った二人の洞爺湖有珠火山マイスターの足元から、画面下部のサンゴ岩の上部を右下へと崩れ落ちている。左が山頂で1945年新山誕生直後は海抜406.7mで尖っていたという。現在地形図では398mとなっている。山体の収縮や岩石、土砂崩落などで常に山容は変化する。

1136 スズバチ

スズバチ家の外壁を覆っていたツタを取り払ったら、スズバチの巣があった。暑さの続くなか、ギボウシの葉にたまった水滴を口に含んでは、むき出しになった巣を濡らしている。中の産室には数匹の幼虫がいるはずだ。巣を守り、餌を運ぶ。私の頭上を飛び越した瞬間、スズメの羽音がして二つの影が交差した。まさか。スズメに殺られたか。生き物の世界には妥協がない。みな必死に生きている。