1120 ツバキ一輪

北のツバキ酒田から象潟へ奥の細道をたどる旅の途中、芭蕉翁も通ったという崖の上の道で拾った丸い種子。実生で育て数年庭に出したが寒さに耐えきれず枯死寸前で室内へ。8年目でやっと小さな花を一輪付けた温室育ち。知っている豪奢な花ではないがいとおしい。青森夏泊半島の海岸近くにある北限のツバキ林は立派だった。道南でも厳しい寒さが無い地域なら何とか庭でも楽しめるのだろう。

1119 昭和新山噴火遺構

昭和新山噴火遺構カラマツが黄金色になり屋根山の樹々も葉を落とした。樹木の位置から昭和新山誕生前のかつての生活の場所がうかがえる。◎印は旧国鉄胆振線の遺構で鉄路を支えた橋梁が残っている。〇印は旧フカバ集落があった場所でコンクリートの支柱や土台が見つかった。噴火の収束は1945年、その後有珠山は1977年、2000年に噴火した。平時から緊急時への移行は速やかにできるだろうか。