9月28日は壮瞥町の瀧不動尊の例大祭で、ねじり鉢巻きに胴にさらしを捲いた若者が神輿を担いで壮瞥川を遡行する。神輿に乗るのははっぴ姿の二人の小学6年生。洞爺湖から流れ落ちる壮瞥滝の少し下流、澄んだ水にバイカモの群落が揺れる。祭りを楽しみにしている町民、子供を抱いた母親、連れ立った年寄りたち、写真愛好家たちも集まって、この日の川岸は大いに賑わった。
月別アーカイブ: 2018年9月
948 キタコブシの種子
947 マタタビ
946 昭和新山西面
945 半月とドロノキ
944 シダクロスズメバチ
943 北海道胆振東部地震
地震から一週間が過ぎた。亡くなった方は41人となった。震源地の土地や家屋の破壊の爪痕は深く、厚真町7か所に開設された避難書には950人が不便な生活をしているという。北海道全域の停電は徐々に回復しているが、被災地ではまだ復旧せず、報道によると、最大火力発電所(厚真発電所)の全面復旧は11月以降だという。
全道的に食品の流通も滞って、パン、ミルク、食品類が店から姿を消した。生産がすべて電力に頼っているからだ。搾乳ができず、乳房炎をおこす乳牛も多かったと聞く。停電により、テレビ、ネットによる情報も入らず、北海道全域で電気が通るまでの数日、震源地の実情がわからないままだった。首都圏からの見舞いや励ましがあって、とても嬉しかったが、地震の全体像を掴めぬままの受け答えとならざるを得なかった。
この地震が厳冬期だったらどうだったのだろう。日常からの災害への対応を真剣に考えねばならない。