東北、北海道は今年、大雪の話題で持ちきりだ。だが私の住む町、壮瞥はこの通り50cm位の積雪で、いつもとさほど変わり無い。この果樹園、左から右へ4列はリンゴ右はサクランボウ。果物の町壮瞥はこのような果樹園がたくさんある。3月に入り、雪が締まって来ると枝打ち、剪定作業が始まる。4月半ばにはすべて終え、新芽を迎える。
月別アーカイブ: 2013年2月
197 オオハクチョウの大足
196 銛をうつ淑女
BSアーカイブスでユージニー・クラークさんの姿を見つけた。ニューギニアの奇妙な魚、コンビクトフィッシュのドキュメンタリーフィルムだった。海洋生物学者で母親は日本人。「銛をうつ淑女」(1954発行)で知ってからの、私の憧れの人であった。お会いしたことは無いけれど。
半世紀前、フォルコ・クイリチの「青い大陸」、クーストーの「沈黙の世界」が上映され、日本中の海好きはみんなこれにやられてしまった。私も“もぐり”が好きだったので1967年、潜水士の資格を取った。それまでのヘルメット潜水ではなく、スキューバ潜水での日本で初回の潜水士免許証交付だったと思う。しかし、教員になったばかりだったし金も無かったので、殆ど素潜りだった。軟体動物の分類を研究テーマにしていて、三浦半島、伊豆や三宅島で水深20mまでを潜っていた。年中、海に浸かっていた時代だった。
あれから幾星霜、“銛をうつ淑女”も銀髪となり、でも実に生き生きとして魅力を失っていなかった。2008年には、優れたフィールド研究者に贈られる Explorers Club Medal を受賞したという。
かく言う私は夏には洞爺湖で少しだけ潜って遊んでいる。今年あたりは有珠の海へ遠征しようか。