1079 新山沼のハクチョウ

新山沼のハクチョウ昭和新山の誕生と同時にできた新山沼。-8度の寒中散歩の途中、沼にそそぐ壮瞥川にオオハクチョウを見つけた。川はまだ凍っていない。1.5㎞上流には壮瞥滝、そのすぐ先が不凍の洞爺湖。この流れにはヤマメ、コイ、ヨシノボリ、カワエビ、モクズガニが棲む。カルガモが水面を駆け抜け飛び立っていった。季節が回ると、マガモ、オシドリたちもやってきてにぎやかな水面となる。

1078 白い洞爺湖

白い洞爺湖1月24日午後2時の洞爺湖。静穏な冬姿の佇まい。白い羊蹄山(1,898m)と向こうの湖岸は水田のある財田(たからだ)のあたりだ。中島の広葉樹も葉を落として雪の地肌が見えている。澄みきった湖底をよく見ると白い砂地が見える。ここは火山地帯で、白い砂とは縁がないはずだ。この場所は壮瞥滝近くのワンドの奥で水の動きも少ないから、細かな軽石がよどみ溜まっているのだろう。

1077 オオウバユリの蒴果

オオウバユリ蒴果雪を載せた裏庭のオオウバユリの蒴果(さくか)。大ぶりで肉厚の緑色の花が10個ほどついていた。今は熟し終えて、寒さの中でじっと春を待つ。一つの蒴果に数百個のヒレのついた種子が入っている。一株でつごう数千個の種子が飛び散るが、我が家で育つ数株は、この10年、さほど増えてはいない。育つ条件は悪くはないはず。自然はかくして、大変な浪費のもとに成り立っている。

1076 輝く有珠山

輝く有珠山年が明けて2日。窓からの2021年の有珠山。澄んだ大気、朝の光に有珠山と手前の昭和新山が手に取るようだ。一夜にして視力が格段に良くなったように思える。素直な気持ちで自然と関わって行けるのがありがたい。遠くには厚い雪雲。日本海側からは大雪のニュースが入ってきた。昨年は疫病の話でいっぱいだった。今年はこの青空のように明るい年でありますように。