1087 妖精エゾエンゴサク

妖精エゾエンゴサク林床の植物たち葉が盛大に葉を成長させる前に、フクジュソウ、カタクリなどの花が咲く。春の妖精、スプリングエフェメラルと呼ばれる花たちだ。その中でもひときわ目につくのがエゾエンゴサクの小さな青い花。まだ明けやらぬ空の色。水色の薄衣をまとった天女。氷上で舞うスケートの華麗な踊り手か。落ち葉と一緒に踏みつけでもしたらどうしよう。樹々の葉が茂るまでの宝物。

1086 奥新山沼

奥新山沼この冬は雪が多く、今年の奥新山沼はたっぷりの水量だった。今回はこの沼ができるきっかけとなった旧国道泉公園線近くの沢筋や畑地の断層や亀裂を確認することだった。ボックスカルバートのまだ埋設されたままの部分と持ちあげられ露出したものとの対比から変動の激しさが伝わってきた。落ち込んだ地形は山城の空堀状で通過が大変だった。見通しの良いこの時期だけの小さな探検。