926 朝焼けの新山ドーム

朝焼けの新山ドーム

7月30日5時丁度。雲間から朝の光が天辺だけを照らして、まだ明けきらぬ街の上、ドームだけがぎらっと輝いた。毎日見ている構図だが、天候や光線の具合で千変万化だ。台風12号を西に逆走させた、太平洋の強い高気圧から、南風が今日も吹く。地中から焼きあげられ、持ち上ちあげられた天然煉瓦のドームは、今日また、真夏の太陽に尽日焦がされる。

 

925 花咲けるシナノキ

シナノキ大きな木になると聞いてはいたが、幹回り186㎝、樹高は15mくらいか、堂々たる体躯だ。三松正夫の「昭和新山生成日記」には、1944年7月11日、熱煙は「湖岸の保安林を倒してさらに湖中に噴き進み」とある。100m離れてハリギリ(センノキ)がある。この2本は、その時の火砕流に耐え残った樹なのだろう。(ブログ220 生き残ったセンノキ)。左奥、有珠山、右は洞爺湖。

924 ビロウドモウズイカ

ビロードモウズイカ春、ここにふさふさとしたロゼット葉を見つけたが、3か月もしたらこんなに成長した。英国の図鑑には Common mullein. Common on dry soils. Leaves decurrent. clothed with soft Wool.と載っていた。小型のハチたちがやって来て花粉団子を作ってゆく。来年は何処に出現か。いまや世界中に広まっているようだが、あまりきらわれ者ではないようだ。世界は撹乱の時代を迎えている。

923 タフォニの白い崖

タフォニの白い崖白い凝灰岩と火山砕屑岩の白い断崖が飛沫や潮風、塩類が析出する時の結晶圧などで窪みができ、連なってtafoni という独特の模様を作っている。もっと近寄れると圧倒的な印象なのだが残念。「涙」につながるアイヌの神話があると聞く。室蘭層といわれる白い長い崖は「銀屏風」の名で市民に親しまれている。ずいぶん昔、右手の奥の崖から降りて、この浜を磯伝いに歩いたことがある。

922 カマイルカ

カマイルカ室蘭沖合十数㎞、緩やかなうねりの凪いだ海に、100頭ほどのカマイルカを見た。ガイドはクジラ類の専門家、笹森琴絵さん。断崖が続く海岸線のハルカラモイ、マスイチセ、タンネシラルなどの私の同行者18名への説明は私が勝手にしたが、クジラ類の探索は屋上のハッチに陣取った笹森さんのお仕事。この観光船には外国の方も乗っていてイルカの群れに感激一入。有難うございました。

921 コムクドリ

コムクドリあまり大きくもない我が家のジューンベリーの樹にコムクドリがやってきていて(ブログ919)、気が付いたら、枝もたわわに40羽のコムクドリ。一羽が2、3個呑みこむが、いくつもの群が入れ替わりやってきて、子供たちが楽しみにしている甘い実がどんどん減ってゆく。コムクドリは東南アジアと北海道を渡るという。大旅行するならたらふくお食べ。遠慮はいらない。

920 三毛ネコの親子

三毛ネコ誰が見ても親子。カメラを構えていたら、庭に突然のお出まし。この子は見たことがある。近所の子供がかまっていて、似た大きさのが二匹、その子の家の荒れたビニルハウスの中に消えた。この親猫はあまり見たことがない。飼いネコの寿命は20年だけど、野良ネコは5年と何かで読んだことがある。この親子、この冬をどう過ごすのか。この子の行く末はと考えたりする。寒いぞ北海道。

919 ジューンベリー

ジューンベリーとコムクドリ庭先のジューンベリー(June-berry)、日本名では「アメリカ采振り木」で、白い采配を思わせる花が咲き、その上美味しい赤い実がなる。通りすがりに摘まんで口に運んだリ、ジャムにしたり。絵にかいたような立派な種子があるのだが気にならないのがありがたい。このところ居ついているコムクドリの小さな群れが次々やって来ては丸呑みしている。手ごろな大きさなのだろう。

918 ヒトヨタケ

ヒトヨタケ倒れんとする老樹の下でヒトヨタケを見つけた。木材のリグニンを栄養としながら、一夜で溶けるはかない命。次世代の胞子を残しながら、人の時間からいったらほんの瞬時に地に戻る。それに比べて、 われら Homo sapiens は100年を窺がう程の齢を得たうえ、この地球上あらゆる所に盛大にはびこっている。雨の後いつも斜めになって、このくらいの群れ。何を話しあっているやら。

917 シナノキの花

シナノキの花室蘭マスイチ浜を見下ろす林で、シナノキの花を見つけた。強い風と海霧の影響で樹高が低い。葉がハート形でしかも左右不対象。花梗にはへら状の包葉があり、Tilia(菩提樹)属の特徴だ。牧野図鑑では、シナは「結ぶ、しばる、括るというアイヌ語に由来」としている。知里真志保も同じことを書いている。古くからの手順に従って、生木の内皮から紐を作り湯煮した繊維で布を織った。