779 ハスカップ2品種 投稿日時: 2017年7月2日 投稿者: nizaemon 7月になって庭のハスカップが美味しい。左は14年前に買ったまさしく本場、厚真産の高さ1.6mの大株で4株ある。右はその後、通販で買った背の高くならない株で1株。葉が大きく柔かく葉の両面に細毛がある。違いは実の大きさで左品種の大きめの実は10粒10gr、右の大きめのは17grだった。味は同じ。この品種の違い、何処に由来するのか。美味しい1年分の赤紫のジャムになる。
777 野の菜・アカザ 投稿日時: 2017年6月27日 投稿者: nizaemon インド、中国、日本と渡来したともいう。古くから野の菜、つまり野菜であった。ホウレンソウ、スイスチャードもアカザの仲間で、味わってみて頷ける。少しほろ苦い程度で嫌味はない。栽培法や品種改良を重ねると、アスパラガスや空芯菜のように、フレンチや中華の調理法の中から食材として返り咲くかもしれない。その由来はどうあれ、和風にこだわる必要はない。
774 豊浦黒曜石 投稿日時: 2017年6月20日 投稿者: nizaemon 豊浦町の黒曜石を探りに出かけた。豊浦町豊泉で得られたものが、縄文石器の素材として使用されたと聞いていた。豊泉川は大岸のオプケシ岬(槍端岬・山田秀三による)に流れ込む大岸川の支流だ。丁寧に探し続けたら、砂利の中かに埋もれている黒曜石を見つけた。ここの黒曜石は露頭由来ではないという。しかし角が取れて丸くはなってはいないので、地質図にある留寿都層中のものが洗いだされたのかもしれない。
773 ポンアヨロ海岸 投稿日時: 2017年6月15日 投稿者: nizaemon 白老町のアヨロ鼻灯台。アイヌの伝承の地「神々が遊ぶ庭」に接し、縄文時代から継続している遺跡がある。 今は干潮時で潮下帯のコンブ、スガモ、潮間帯のアオサ類、ウミトラノオや飛沫帯のカサガイなどが種類を異にし、色を変えてすみ分けている。 砂利浜の上の岩盤はクッタラ火山から溶結凝灰岩で、押しつぶされた軽石が見られる。褐色のバンドは地質図のポンアヨロ浮石層に相当するようだ。
772 アサクラサンショウ雄花 投稿日時: 2017年6月11日 投稿者: nizaemon この地はサンショウの北限に近い。なんとか山椒の実を庭先で手に入れようと思い野生の実生を含め10数本植えてやっと2本の雌株を得たが、昨年実を収穫したのは市販のアサクラサンショウ、ルーペで花序を観察して驚いた。なんと雌雄同株だ。アサクラサンショウ、ブドウサンショウは雌雄同株の品種なのだ。あと1株は棘のある在来種。写真は昨年実を得た株の今年の雄花。
771 リンゴの始まり 投稿日時: 2017年6月11日 投稿者: nizaemon 薄紅色のリンゴの花は、2週間もすると花梗は伸び子房もこんなに膨らむ。産毛が生えているけれど、いっぱしリンゴ気取りで、ほのかにリンゴ色もにじみ出ている。一つの房に1個だけ、真ん中のを残してあとは取り去る。落花狼藉が可愛そうなのでこの時期になって間引くことになる。この樹は早生の品種「ツガル」。9月末には見事に色づいて、リンゴの季節到来を告げてくれる。
770 緑なす 投稿日時: 2017年6月5日 投稿者: nizaemon 昭和新山ドームの噴気が光る。厚く暗い雲を背に、切れ間から一瞬光が漏れて緑が輝いた。1945年に噴火が収まって72年。手前の森は屋根山のドロノキの群落。寿命は100年位だから壮年~老年期の森。遷移が進み樹種が交代して次にはどのような森に至るのか。隣り合う若いヤマナラシの林はどんな経過をたどるのか。50年先のこの山の緑を想像して見るが予測がつかない。私もいない。
769 六月の魚 投稿日時: 2017年6月1日 投稿者: nizaemon 早朝、知人が魚を持ってきた。漁師さんを手伝っているという。身の細やかなで上等なババガレイと腹卵の美味しい大振りなアサバガレイはもう鍋の中で煮付。ここで気が付いて残りの撮影。マガレイとソウハチで15枚。ヤマメの親のサクラマスと手ごろな大きさのエイ(カスベという)。魚があると米がいらない私にとってこんな幸せが。庭の脇の特設流し台。ここも私のお気に入り。
768 キタキツネ 投稿日時: 2017年5月28日 投稿者: nizaemon 夕食の洗い物をしていた女房が、「あら、キツネ」といった。カメラをひっつかんで30秒ほどの出来事。たそがれ時、ISO4000、1/6秒のピンボケ写真。尾も太く、痩せてはいない。キツネは音をたてずに歩く。夕闇のなか滑るように軽く、ふっと息を飲む間に向うの麦畑へ姿を消した。10年も前なら良くやって来ていた。小さな町だが少しだけ家が建て込んだ。野生が懐かしい気がする。
767 東湖畔トンネル見学会 投稿日時: 2017年5月27日 投稿者: nizaemon 前にトンネルの入り口を紹介した(ブログ701、705)が、延長463mの内275mまで達したという。切羽での見学には火山マイスターも15名参加した。掘り進む地盤には、湖岸をガードしているいわゆる「力岩」の硬い溶結凝灰岩は無く、比較的柔かい洞爺火砕流堆積物との説明を受けた。有珠山の噴火時の迂回路もかねての道道・滝之町伊達線なり、工期は2018年3月までだという。