市街地から山への道筋、血液の流れた跡があって引き返した。ここは伊達市西関内町。エゾシカが車と衝突したようだ。引きずられた血液と角の跡が生々しい。可愛そうに、シカは助からなかっただろう。運転者にとっても危険なことだ。シカが増えて市街地までやって来ることが多くなった。野生と人社会との関係が変化してきた。運転者にも農家にも、もちろんシカにも困ったことだ。
「動物」カテゴリーアーカイブ
847 北の燻製
846 シカ皮をシカ革へ
841 エゾシカの燻製
837 末っ子のプロフィール
835 ホザキヤドリギ
数年前から観察しているニレの大木のホザキヤドリギとアカミノヤドリギ。今年もそれぞれが10株くらい寄生していて、黄色と赤色の実を付けた。ヤドリギは赤か黄色の実を付け常緑なのだが、ホザキヤドリギは良く目立つ房状の黄色い実を付け、落葉性だ。この種の北海道での分布はここ以外あまり聞かないが、本州ではよく知られている。
樹にはヒヨドリが来ていたが、冬鳥の「渡り」のコースに関連しているのかもしれない。糞中の未消化の粘性を持つ種子が枝にまとわりついて発芽する。(ブログ561、465、507、566、590、718)
ヤドリギは万葉の時代から「寄生・ほよ」の名で知られ、 大伴家持の歌が残っている。 -あしひきの 山の木末(こぬれ)の 寄生( ほよ)取りて 挿頭(かざ)しつら くは 千年(ちとせ) 寿(ほ)くとぞ-