832 野生のいのち

マダニワナ猟で捕獲したエゾシカの解体をする人から、朝捕りの3歳のシカのまだ温かい前脚1本を頂いてきた。黒曜石や珪質頁岩が刃物としてどのように役立つかを確かめるためだ。仲間と協力して皮を剥ぎ、皮から肉や脂肪を取り去った。石器は非常に有効だった。仕事が進んだ時、毛皮からマダニが出てきた。気が付くと大小数十匹、いやもっといたかも知れない。野生とはこういうものだ。