946 昭和新山西面

昭和新山西面晴れた秋空、屋根山を突き抜けた昭和新山ドームが良く見える。ドームに接する西面の屋根山は急峻だ。手前中央の灰色の部分は溶岩の成長によって持ちあげられた凝灰岩層で、植生が壊され崩壊が進んでいる。この上には柳原層といわれる木の葉の化石を含む岩塊が見られる。噴火後、70年の歳月が流れ、植生が進んだ部分、新たに浸食された崖面などから、様々な局面がわかってきた。

945 半月とドロノキ

半月とドロノキ澄んだ夜空に半月が落ちてゆく。月齢 7.4、上弦の月だ。昭和新山の屋根山に落ちかかるところを300mm望遠レンズで狙った。朝、双眼鏡で確認したら、月に重なるのはドロノキ。2㎞先だ。ドロノキは、秋の初め、ほかの広葉樹に比べひときわ早く葉を落とす。窓を開け切って月を追っていたら、体が冷えきた。私の好きな寒い季節がやってくる。 9月17日、21時54分撮影。

944 シダクロスズメバチ

シダクロスズメバチ近所のおチビさんの母親から緊急の電話。「3か所ハチに刺されたみたい」。踵と両手の親指の付け根が赤く腫れて痛みをこらえている。母親に退治された個体を調べたら、頭部の斑紋からシダクロスズメバチ。ジバチだ。刺された現場はアカマンマの生えた斜面。巣があるらしく数匹が飛び交っていた。少したって確認したら痛みは引いたという。安心。ハチに手向けのモモの上で撮影。

943 北海道胆振東部地震

胆振東部地震新聞紙面

地震から一週間が過ぎた。亡くなった方は41人となった。震源地の土地や家屋の破壊の爪痕は深く、厚真町7か所に開設された避難書には950人が不便な生活をしているという。北海道全域の停電は徐々に回復しているが、被災地ではまだ復旧せず、報道によると、最大火力発電所(厚真発電所)の全面復旧は11月以降だという。

全道的に食品の流通も滞って、パン、ミルク、食品類が店から姿を消した。生産がすべて電力に頼っているからだ。搾乳ができず、乳房炎をおこす乳牛も多かったと聞く。停電により、テレビ、ネットによる情報も入らず、北海道全域で電気が通るまでの数日、震源地の実情がわからないままだった。首都圏からの見舞いや励ましがあって、とても嬉しかったが、地震の全体像を掴めぬままの受け答えとならざるを得なかった。

この地震が厳冬期だったらどうだったのだろう。日常からの災害への対応を真剣に考えねばならない。

 

942 北海道胆振東部地震

ロウソクの灯りで昨日未明の、厚真町震源のM7の地震は北海道全域に大きな影響を与えた。樽前山などの過去のテフラが関係した地滑りだったという。多くの行方不明の方々がいるそうだ。心が痛む。全道的に今朝まで停電で、不便な生活だったが、当地では水道水が出たのは幸いだった。夜空の星がきれいだったことと、ロウソクでも何とか生活が出来ることを改めて知った。災害から得る教訓は多い。

941 緑のスモモジャム

緑のスモモ香りが高く甘いその味は、子供の時から知っていた。壮瞥道の駅にも有ったので、在来種のスモモと思っていた。調べると意外に少数派で、特徴ある食品だ。ヨーロッパのグリ-ンゲージ Greengage(イギリス) レーヌクロード Reine-Claude (フランス)に似ている。かの地にならい、まい年ジャムを作っているが、濃厚な酸味は格別で、シナモンと合わせたジャムは特に好評だった。

940 台風一過

落ちリンゴ台風21号は深夜から未明まで荒れ、朝はいつもの通り爽やかだった。この3年、今年こそは、と頑張ったがとても残念。孫に数えてもらったら、582個。3年続けてのことだ。専業の果樹園では数百本単位の密植で、風当りの弱い内側はそれ程落ちてはいなかった。風通しが良すぎても良くないと、今知った。整枝や剪定、施肥、防除。長年の経験と確かな愛情がものを言う世界だ。脱帽。

939 台風に備えて

台風がやって来る台風21号は紀伊水道を北上中で950hPa。日本海に抜け、北海道南部に近づくのは今日の深夜。昨年の台風18号では600個リンゴが落とされた。一昨年の迷走台風では800個だった。刻々と変化するレーダ画像と台風情報を確認しながら、モモ、早生リンゴとスモモだけは収穫した。我が家は裏庭だけのことだが、この町に広がる、数百本、数千本を有する果樹園は大変だろう。

938 アカヤマドリ

アカヤマドリ傘の径10㎝程の成菌。すでに色といい周辺のひび割れといい存在感は他に類を見ない。成熟すると傘は20㎝にもなり、黄色と樺色の縦縞はいよいよ凄みを増して、ルイス・キャロルの原画の笑うチシャ猫が彩色されて出てきたようで、突然出会うと驚いてしまう。図鑑には「可食」とあり、「おいしい」との評価もあるが、迫力に負けてなかなか手が出ない。ピクルスでも作ろうか。

937 遣らずぶったくり

タラノキの花ミルク色のこの花の名前、分りますか。茂った灌木の葉の中から、ひときわ目を引くタラノキの複総状花。晴れた日にはたくさんの昆虫たちが集まります。春の林は透けて道端の柔らかな新芽はよく目立ち、小さな芽まで摘み取られます。春は心が痛みます。美味しいのは分かるけど、茂る葉や花には心を向けず、膨らんだ命を片端から奪い去るなんて、やらずぶったくりというものだ。