7月3日、午後8時。洞爺湖の残照の空に二つの惑星を見つけた。宵の明星とすぐ右の木星。7月1日に大接近と聞いていたが、うっかりしていて今日の確認となった。地球より内側の軌道で反射能の大きな金星と太陽系最大の木星のイベントだ。3日の金星は-4.4等、木星は-1.8等だという。わが地球からの見かけだけの接近なのだが、今日もひときわ目につく。知っていても眼を向けなければ存在しないものってありますね。
月別アーカイブ: 2015年7月
523 ニウナイスズメ
522 割れたサクランボウ
521 小爆発・コウリンタンポポ
何年か前までは北海道のこの町でもコウリンタンポポはそれほど目につかなかった。今年、気が付くと裏庭に二つの群落ができていたし、道路わきや川筋の草地が少し賑やかになっている。ヨーロッパにはこの Hieracium 属の種が多く、いずれ次々と渡来するのかもしれない。港湾の荷上場付近や飛行場などから日本に上陸するのが常だ。
紅輪蒲公英。一見、日本風ではない(今のところ)人目につく花は、中心部が明るい黄色で周辺の舌状花は鮮やかなオレンジ色。ポンと爆ぜた花火みたいだ。これがまた日本の風景の中で燎原の火のように燃え広がるのかと思うと、汎世界的物流の恩恵を受けて安泰な生活をしている者として忸怩たる思いがある。