829 ヘーゼルナッツ収穫

ヘーゼルナッツ今年のヘーゼルナッツ(セイヨウハシバミ)の収穫が終わった。苗木を植えて10年位経ったか。収穫は2年目。左は大粒のフィルバート種で右は小粒のコモンヘーゼル。日本在来のツノハシバミ、ハシバミなどがあり、先史時代から食べられてきた。生食できるのが強みだ。180℃、10分ローストするとなお香ばしい。ドングリ類とは異なりカバノキ科。来春の雄花がもう垂れさがっている。

826 雪リンゴ・フジ

雪リンゴ・フジ我家で一番の古木、といっても30年くらいなのだが、品種はフジ。その実は硬く日持ちし、美味しさも上々。晩生で少しくらいの霜や雪にもまったく平気で、試練の中で充実し、いわゆる「蜜リンゴ」となる。今日、11月16日、気温は2℃。ゆっくりとボタン雪が降り積もり、リンゴはさらに赤く色づいた。いよいよ収穫の時期だ。この冬、大鍋でジャムを作り、残りは春まで食い繋ぐ。

825 山椒は小粒でも

山椒北限のサンショウ(ブログ823)、採って1週間干したら、爆ぜてこの通り。赤い皮一片を口に含むと、ヒリリと心地よいシビレが来た。日本の五味の中にはこの味の表現は含まれない。中華では「麻」となり「辛」と分けて考える。中華料理の「麻辣」は、辛さの伝統のあまりない日本では何と表現すればよいのか。日本のワサビが苦手な外国人も多いが、文化とはそういうものだ。

823 実山椒

山椒11月6日ともなればいつもの年なら初雪もあるのだが、日本の東にある大きな高気圧のおかげで暖かい日が続いている。寒くなる前の庭じまいのチャンスだ。山椒の実が夕日を浴びて赤い。道南はサンショウの北限。初夏の青い実は冷凍にして、赤くなった実は乾して黒い種子を取り除いて使う。北海道だから身欠きニシンや干鱈とコンブの佃煮をたっぷり作る。もちろん四川麻婆豆腐も。

809 これぞマイタケ

マイタケ室蘭岳産の見事なマイタケを頂戴した。ちょうど成熟しきって実に新鮮、汚れもなく香りもいい。ハラハラと砕けるのを量ると500g。どう食べようか。出来上がったのはマイタケご飯と豚肉との煮物と、極めつけは網で焙って天日塩を振っての一皿。ご飯が炊きあがったころには部屋中がマイタケの香りで満たされた。これぞ大地の味、野生の匂い。極上の食卓となった

808 嵐のあとで

落ちリンゴ未明から吹き荒れた嵐、台風18号は裏庭のリンゴをあらかた落として、昼過ぎには過ぎ去った。昨年の8月末の10号台風では、800個のリンゴが落とされ、すべて処分したが、今年のは少し色も味も乗っていて思案のしどころ。専業の果樹園を見てきたがこんなに落ちてはいなかった。風よけの生垣、剪定、摘果などに工夫があるのだろう。プロの技だ。私は自然の営みに頭を下げるのみ。

806 モモのジャム

モモジャム今年のモモはスズメバチが来なかったので出来が良かった。いつもはぼろぼろにされるし、家のものは怖くて近づけなかった。品種は「あかつき」で、植えて十年目。皮ごとスライスし、種子を取って5.2㎏、42個分だ。砂糖1㎏振って置き、汁が出たら煮る。混ぜながら2時間煮て、レモン汁をたっぷり加えて完成だ。コンポート風の柔かめ。シナモン風味も一瓶。これが毎年のレシピ。

804 ブラムリー

ブラムリー一昨年、家族が購入した苗に実がついた。まだ樹が若いので摘果の時に1個残したものだ。やや大柄ながら扁平な実が目を引く。ブラムリー(Bramley)。ふるくからイギリスで人気の料理用のリンゴだ。酸味があるが香りがあって柔らかく、ジャムや肉料理のソースによいらしい。脂ののった厚切りの豚肉のソテーにたっぷりとこのリンゴのソースをのせる。数年後が待ち遠しい。

803 ソーヴィニヨン・ブラン

ソーヴィニヨン・ブラン三笠ジオパークは化石・地質や炭鉱産業遺産のみならず自然の豊かさも楽しめる。ツーリズム活動を見学にTAKIZAWA WINERYへ足を運ぶ。入り口には フットパス (footpath)の標識もあった。ここではソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc) とピノ・ノワール(Pinot Noir)が栽培されていた。欧州スタイルの垣根方式で、水はけのよい砂岩や泥岩、深い雪が栽培適地の条件らしい。

799 怪鳥・カイトタカ

s-kDSCN2191稲穂も充実して夏も極まった壮瞥町の田圃に、タカの凧(カイト)が翻っている。いつもの年なら「鳥獣害予防爆音器」の音がするのだが。のんびりあぜ道を歩いていて、あれにやられると獣ならずとも心臓が止まるくらい驚く。 カラスやスズメたちは、タカの凧にはすぐに慣れるだろうからその効果は分からないが、風を受けて自由に舞う姿には嫌悪感がつき纏うだろう。「嫌な感じ」そのあたりが狙いだ。