1082 有珠山は生きている 投稿日時: 2021年3月11日 投稿者: nizaemon 雪が残る有珠山のドームと手前の昭和新山の二つのドーム。良い画角だ。だが3月9日午前9時から火口の深い場所を震源とする火山性地震が増加し、9日179回、10日148回、11日2回と発表された。地下の火山ガスや熱水などの動きを示す火山性微動は観測されていない。わずかな傾斜変動を観測した後は、特に変化は確認されていないというが、噴火へ進まねば良いがと不安でならない。
1081 有珠山・春の雪 投稿日時: 2021年3月4日 投稿者: nizaemon 春が近いと思っていたら、3月になったとたん発達した低気圧で細かい湿った雪が降り続き、3日の風景はこうだ。南の花のニュースも聞かれるのに、昭和新山、有珠山はたっぷりと雪に覆われた。今日、4日は暖かく穏やか、明日は一気に10℃近くまで上昇するという。それから春へ向かうのか。ここは北国だから、春を待つ一喜一憂は毎度のことだが、それにしても春が待ち遠しい。
1079 新山沼のハクチョウ 投稿日時: 2021年1月28日 投稿者: nizaemon 昭和新山の誕生と同時にできた新山沼。-8度の寒中散歩の途中、沼にそそぐ壮瞥川にオオハクチョウを見つけた。川はまだ凍っていない。1.5㎞上流には壮瞥滝、そのすぐ先が不凍の洞爺湖。この流れにはヤマメ、コイ、ヨシノボリ、カワエビ、モクズガニが棲む。カルガモが水面を駆け抜け飛び立っていった。季節が回ると、マガモ、オシドリたちもやってきてにぎやかな水面となる。
1078 白い洞爺湖 投稿日時: 2021年1月28日 投稿者: nizaemon 1月24日午後2時の洞爺湖。静穏な冬姿の佇まい。白い羊蹄山(1,898m)と向こうの湖岸は水田のある財田(たからだ)のあたりだ。中島の広葉樹も葉を落として雪の地肌が見えている。澄みきった湖底をよく見ると白い砂地が見える。ここは火山地帯で、白い砂とは縁がないはずだ。この場所は壮瞥滝近くのワンドの奥で水の動きも少ないから、細かな軽石がよどみ溜まっているのだろう。
1077 オオウバユリの蒴果 投稿日時: 2021年1月17日 投稿者: nizaemon 雪を載せた裏庭のオオウバユリの蒴果(さくか)。大ぶりで肉厚の緑色の花が10個ほどついていた。今は熟し終えて、寒さの中でじっと春を待つ。一つの蒴果に数百個のヒレのついた種子が入っている。一株でつごう数千個の種子が飛び散るが、我が家で育つ数株は、この10年、さほど増えてはいない。育つ条件は悪くはないはず。自然はかくして、大変な浪費のもとに成り立っている。
1076 輝く有珠山 投稿日時: 2021年1月2日 投稿者: nizaemon 年が明けて2日。窓からの2021年の有珠山。澄んだ大気、朝の光に有珠山と手前の昭和新山が手に取るようだ。一夜にして視力が格段に良くなったように思える。素直な気持ちで自然と関わって行けるのがありがたい。遠くには厚い雪雲。日本海側からは大雪のニュースが入ってきた。昨年は疫病の話でいっぱいだった。今年はこの青空のように明るい年でありますように。
1075 冷凍ブロッコリー 投稿日時: 2020年12月24日 投稿者: nizaemon 雪の中の旨そうなブロッコリー。雪の畑の採り残しがいくつも顔を出していた。食べられるかなと手を伸ばした。触感は冷凍野菜が少し崩れたようにもろい。その上、この足跡はキタキツネのものか。キツネの食べ残し、いや、もしおしっこがかかっていたとしたら、話は違う。しかし、キツネと食べ物で競合し、分かち合う、そのようなあたりが丁度良いのかも。北の大地の食べ物の話。
1074 軒の雪 投稿日時: 2020年12月24日 投稿者: nizaemon この一週間寒い日が続き、北陸、東北、北海道の日本海側は大雪となった。豪雪地の倶知安、留寿都からの雪雲のおこぼれが壮瞥にもこの季節には珍しい雪景色となった。去年は全く雪のない1月を迎えたのだが。(ブログ、1034,1035)。12月23日、朝、目が覚めたら屋根からの雪庇が宙ぶらりん。昨日気温が上がり居間の屋根も温まって、その後明け方の低温でそのまま凍ったらしい。
1072 秋の終わり 投稿日時: 2020年11月17日 投稿者: nizaemon カラマツがいい色になって、ポプラとコナラ、カシワがそれに続いて、いよいよ秋の終わり、けじめの時だ。昭和新山の噴火で堰き止められてできた新山沼に白き雪をかぶった有珠山の山頂が映っている。柔らかなヨシの穂も白く光っている。あと11月終わりにはカラマツは葉をすっかり落とし、佇まいは厳しい冬の様相となる。まもなく遠い北の国から水鳥たちがやってくる。
1071 頑張れマーガレット 投稿日時: 2020年11月17日 投稿者: nizaemon マーガレットは白い花だと信じていたが、最近はこの赤い花が売られている。柔らかく素朴な色のこの新品種も在来の血を引いてめっぽう寒さに強い。霜が降りても庭を飾ってくれている。だが-20℃にもなるここでは冬を越せない。結局、機会があって我が家のリンゴと一緒に南国千葉へ送られて行った。彼の地では木化して大株となるはずだ。蒸し暑さにやられなければよいのだが。