1129 山頂の雪

有珠山山頂の雪4月27日、よく晴れて春の陽がまぶしい。窓越しの有珠山山頂の残り雪がもうすぐなくなる。「てっぺんの雪がなくなったらもう何を植えてもよい」と農家の人から教わった。我が家の梅も満開。地面は水仙が彩る。ツグミ、ムクドリたちが枯葉の下を探っている。サクランボの蕾も膨らんできた。恒例のGWの花市が開かれる。今年は何を買いそろえようか。家の庭は一気に花開く。

1127 カメムシの春

カメムシの春三方に窓のある陽当たりのよい鉢植えのシェフレラに、カメムシが2匹。ヒメツノカメムシの仲間らしい。北国には普通の種類で、臭いのために目の敵にされているが、このようなめぐり逢いはホッとする。外はまだ光だけの春。四月中旬になると気の早いクジャクチョウやキベリタテハが飛び回るから、その頃になったら外に出してやろう。燻製機の中のオツネントンボも一緒にだ。

1126 冬越しトンボ

オツネんトンボ裏庭の果樹のわきに建てたスモークボックス。開けてみて驚いた。オツネントンボが扉の裏に群がって垂れ下がっていた。庫内も含めて70-80匹。遅霜のころ、枯草の上でよく見かけたが、いつの間にこんな燻り臭いところに潜り込んだのだろう。湿り気がありたまには暖かい陽も当たる。その身になって考えるとここは絶好のシェルターなのかも。春の暖かい日に扉を開けてやらなくては。

1125 吹雪の朝

吹雪の朝日本全土が‐40℃の高気圧から流れ出す寒気に覆われ、ニュースは豪雪、水道管凍結に注意との警報。ここ壮瞥も一夜明けて‐12℃の風景はこのとおり。降雪量は10㎝くらいだったが、日本海側は大変だろう。居間の窓に吹きついた雪にはどういうわけかバラの花模様の塊がいくつも張り付いていた。ムーミントロールの友達、冷気を纏い回りを凍らせる寂しい妖精、モランが通ったか。

1124 チョウセンゴヨウ

チョウセンゴヨウ洞爺湖畔のゴヨウマツの下に実生の若樹を見つけた。この樹の松かさは松脂にまみれ、大豆大の種子が挟まっていて、その中には美味しい「松の実」が入っている。硬い種子が割れて発芽するイメージを持っていたが、掘り出したら何と丸ままの松かさの中から発芽していた。実は数万年前の旧石器人の遺跡からも見つかっている。連綿と続く太古からの縁を思い、この若樹を裏庭に植えた。

1123 10分間パフォーマンス

ラストシーンシベリアの1050hPaの高気圧と北海道の970hPa低気圧。風は暖かい日本海から水蒸気を獲得、日本海側で雪を降らせる。各地で交通がマヒし停電が続く。高知市で14㎝の積雪とあった。ニュースから窓へ目を上げたら瞬間、この風景。午後4時開演10分間だけのフィナーレ。圧巻の演出だった。雪を降らせた後のちぎれた雪雲の底に夕日が当たり、雪を得た有珠山が赤い空に沈み込む。

1122 今朝の有珠山

霧氷と有珠山サクランボの古木に霧氷が付いて朝日に輝いている。気温は-6℃。昨夜は風が無く、壮瞥の盆地には霧が溜まっていた。夜10時、薄霧を通して有珠山の上にひとつ光る星を見つけた。地球の兄弟星の木星だった。無音の夜更けと霧と惑星。良い時間の中に住んでいると思った。 そしてこの明るい、凛とした朝。この樹は六十歳くらいか。六月末には赤い実を付ける。いい町だ。

1121 雪雲の有珠山

有珠山の雪雲次々と日本海から雪雲がやってきて、終日降ったり晴れたり。大陸の高気圧からの北西の風はすっかり冬型。夕方4時、雪雲に夕日が映えて新山のドームが浮きあがった。いつもの冬の有珠山の冬景色だ。今年の冬はどうなのだろう。どんな春を迎えるのだろう。噴火などのない平穏な有珠山の冬であってほしい。このコロナ禍の最中にあっての、寒さの中の避難生活は誰しもが嫌だ。

1120 ツバキ一輪

北のツバキ酒田から象潟へ奥の細道をたどる旅の途中、芭蕉翁も通ったという崖の上の道で拾った丸い種子。実生で育て数年庭に出したが寒さに耐えきれず枯死寸前で室内へ。8年目でやっと小さな花を一輪付けた温室育ち。知っている豪奢な花ではないがいとおしい。青森夏泊半島の海岸近くにある北限のツバキ林は立派だった。道南でも厳しい寒さが無い地域なら何とか庭でも楽しめるのだろう。

1119 昭和新山噴火遺構

昭和新山噴火遺構カラマツが黄金色になり屋根山の樹々も葉を落とした。樹木の位置から昭和新山誕生前のかつての生活の場所がうかがえる。◎印は旧国鉄胆振線の遺構で鉄路を支えた橋梁が残っている。〇印は旧フカバ集落があった場所でコンクリートの支柱や土台が見つかった。噴火の収束は1945年、その後有珠山は1977年、2000年に噴火した。平時から緊急時への移行は速やかにできるだろうか。