向こうは有珠山で、巨大カルデラの洞爺湖も近い。この一帯は軒並み火山で、付近の丘陵はテフラに覆われている。だが、今日の探索で手にしたのは紛れもない頁岩であり、茶色の風化被膜の下は黒色で、見たところ国縫の頁岩にも引けを取らない。地質図によると、上流のグリーンタフ由来の地層あたりに頁岩層があるようだ。春の露頭探しが楽しみだ。
842 新雪の有珠山
841 エゾシカの燻製
840 サクランボウの短枝
839 西高東低・100hPa差
838 酸性白土球
837 末っ子のプロフィール
836 新山ドーム
835 ホザキヤドリギ
数年前から観察しているニレの大木のホザキヤドリギとアカミノヤドリギ。今年もそれぞれが10株くらい寄生していて、黄色と赤色の実を付けた。ヤドリギは赤か黄色の実を付け常緑なのだが、ホザキヤドリギは良く目立つ房状の黄色い実を付け、落葉性だ。この種の北海道での分布はここ以外あまり聞かないが、本州ではよく知られている。
樹にはヒヨドリが来ていたが、冬鳥の「渡り」のコースに関連しているのかもしれない。糞中の未消化の粘性を持つ種子が枝にまとわりついて発芽する。(ブログ561、465、507、566、590、718)
ヤドリギは万葉の時代から「寄生・ほよ」の名で知られ、 大伴家持の歌が残っている。 -あしひきの 山の木末(こぬれ)の 寄生( ほよ)取りて 挿頭(かざ)しつら くは 千年(ちとせ) 寿(ほ)くとぞ-