室蘭のイタンキの砂浜に、エゾバカガイの片ひらが落ちていた。清浄無垢な鳴り砂の浜。私はこの美味しい貝が好きです。軟らかく煮たワカメと和えたヌタが好きです。
大好きな作家、中村和恵さんの「地上の飯」に、ロック歌手忌野清志郎のアルバム発行に東芝EMIが圧力をかけた経緯が書かれていた。忌野清志郎は死んでしまったが、彼の歌「人気のないところでおよいだら 原子力発電所が立っていた さっぱりわかんねえ なんのため 狭い日本のサマータイムブルース」「それでもテレビは言っている 日本の原発は安全です さっぱりわかんねえ 根拠がねえ!」は生きている。1988年の歌だ。彼はいまでも歌い続けている。「放射能は要らねえ 牛乳を飲みてえ」「電力は余ってる いらねえ もういらねえ」