714 北海道小麦粉 投稿日時: 2016年12月20日 投稿者: nizaemon 我家の朝食パン2種。左は道産小麦粉「ゆめちから」「とかち野酵母」仕様の純北海道産。右、日清製粉「パン専用小麦粉」酵母はサフインスタント。粉800g、砂糖30g、バター30g、天日塩15gで24個ずつできる。道産は焼きあがりまで4時間で香りが良いがしんねりむっつりで歯切れが悪い。日清粉は3時間でこんなに膨らみさっくりアッサリ感。どちらが好いか思案の分かれ目。
713 我が町壮瞥 投稿日時: 2016年12月20日 投稿者: nizaemon 明け方はよく冷え込んで空気は透明だ。尾根の向こうの羊蹄山は純白に眩しい。壮瞥は盆地で、内陸の冷えた空気が谷に沿って降りてくるが、雪は少ない。気候の穏やかな果樹の町壮瞥が見える。ベージュの庁舎、その向こうは神社の森と園芸高校。切れ込んだ尾根の向こうは洞爺湖湖畔。手前に広がるトマトのハウスと秋蒔きの小麦畑。どうです、湖畔の風景を説明せずとも素敵な町でしょう。一年を締めくくる冬景色。
712 北の砂糖 投稿日時: 2016年12月19日 投稿者: nizaemon 大地は薄雪、薄氷で覆われ、雪雲も製糖工場の吐きだす蒸気も強い北西の風で吹き流されている。白い蒸気はビート(甜菜)から砂糖を蒸留する冬にだけ働く工場。毎年の冬景色だ。前身は紋鼈製糖所で現在日本一の生産量だという。白い人参のような根は1個600〜1200gに肥大し、14〜20%程度のショ糖を蓄えるから150g、コーヒー茶碗山盛りいっぱいの蔗糖が採れる計算となる。
707 チカ 投稿日時: 2016年12月1日 投稿者: nizaemon チカのシーズンがやってきた。チカは淡水生のワカサギに近い種だが、海水魚だ。白銀色の20㎝もある上等なのが店頭に並ぶ。16匹一盛りで280円。二枚に下し、塩水に漬けて半日干した。素焼もいいし、唐揚げにしてもよい。白身で淡泊、しかも香りがいい。三枚にすると丁度天ぷら種の大きさ。キスには負けない馥郁、芳醇な海の幸。海近くに住むことと季節に感謝する。
703 麻辣(マーラー)の麻 投稿日時: 2016年11月23日 投稿者: nizaemon 我が家のサンショウにやっと実がなった。黄緑色は7月2日の収穫で湯がいて冷凍して置いた。 臙脂色のが今回10月末のもので、黒い種子は味がなく播種に回す。この地方がサンショウの北限だ。写真の中華皿の分量で四川風舌のしびれる麻辣麻婆豆腐が2回分。豆板醤、豆鼓、大蒜、生姜、長葱、澱粉、紹興酒、鶏ガラスープに胡麻油。メインは湯がき豆腐と豚あばら肉の微塵切り。
698 攪乱の季節 投稿日時: 2016年11月9日 投稿者: nizaemon 札幌で20㎝を超す積雪があった。低気圧が発達しながら通り過ぎてシベリアの寒気が入ってぐっと冷え込んだ。伊達市から見た噴火湾の方向に漏斗雲ができていた。10分間位のことだが次にもう一つの漏斗雲が。もっと発達して地上まで延びるとミニ竜巻だ。この辺りの農家で作られたビートを使う製糖工場の蒸気が見える。冬の情景だ。気候の変わり目のちょっとした出来事。
697 地の豊饒 投稿日時: 2016年11月3日 投稿者: nizaemon 何でこんなにトマトが散らばっているのか良くわからない。地面からキノコのように生えたわけでもあるまい。いずれにせよ、大地の養分を根で受け、茎が運び、葉が光合成しての赤い実だ。土の産物である。黒い土に赤いトマトは美しい。美味しかったろうに。 そう言えば今日、11月3日、草間彌生さんが文化勲章をもらっていた。
693 金糸瓜 投稿日時: 2016年10月28日 投稿者: nizaemon 近くの知り合いから頂いた黄色い瓜。ずっと以前、幾度か食べたことがある別名「糸カボチャ」。輪切りにして10分も茹でるとサラサラっと解けてくる。いと面妖な(糸麺様な)代物だが、その名の通り淡い金色で歯触りが良い。地方により食べ方いろいろの知られた食材だ。付け合わせやドレッシングを考えると、今様な食卓の一品へと楽しい発想が湧いて出る。ごちそうさま。
689 イチイの実 投稿日時: 2016年10月15日 投稿者: nizaemon Taxus cuspidata。羅和辞書で Taxus はイチイ、cuspidata は槍や棘で、葉のことか。古来よく知られた植物だったのだろう。種子に強い毒(タキシン taxine )が含まれることは知られているが、漿果の色とぬるりとした感触に郷愁を感じ「オンコの実」をつい口に含む。ほの甘くほろ苦く、ペッと種を吐きだす。あれは子どもの頃の赤い夕陽の思い出。何処だったか忘れてしまった。
688 ヘーゼルナッツ収穫 投稿日時: 2016年10月8日 投稿者: nizaemon 苗を買って植えてから8年(ブログ665、626)。やっと色づいて落ちたのを籠に集めて驚いた。二品種4本を意図的に植えたがこんなに形状が違うとは。調べたら写真左下がフィルバート種のようで約90個、右下が通常のヘーゼルナッツで140個ほどの収穫。日当たりの良い方の二本分の収量だ。実の大きさも、葉も違う。思いがけなく二品種を味わえるなんて、嬉しくってしようがない。