10年来、我が家をテリトリーとしているつがいのハシボソガラスに今年3匹子ができて、そのばっちっこ(末っ子)がこの子。遅れて孵化し、上の子が巣立っても親に餌をせがんでいたが、秋になってひょっこりやってきた。父親は追いだそうとするが母親は甘い。本人は三人家族だと思っている。父親より一回り大きい雄となった。まどろんで白い瞬膜が下りた瞬間。名前はまだない。
「火山・大地・気象」カテゴリーアーカイブ
836 新山ドーム
835 ホザキヤドリギ
数年前から観察しているニレの大木のホザキヤドリギとアカミノヤドリギ。今年もそれぞれが10株くらい寄生していて、黄色と赤色の実を付けた。ヤドリギは赤か黄色の実を付け常緑なのだが、ホザキヤドリギは良く目立つ房状の黄色い実を付け、落葉性だ。この種の北海道での分布はここ以外あまり聞かないが、本州ではよく知られている。
樹にはヒヨドリが来ていたが、冬鳥の「渡り」のコースに関連しているのかもしれない。糞中の未消化の粘性を持つ種子が枝にまとわりついて発芽する。(ブログ561、465、507、566、590、718)
ヤドリギは万葉の時代から「寄生・ほよ」の名で知られ、 大伴家持の歌が残っている。 -あしひきの 山の木末(こぬれ)の 寄生( ほよ)取りて 挿頭(かざ)しつら くは 千年(ちとせ) 寿(ほ)くとぞ-