このところ雨が多く大気が澄んで空一面の茜色。左に昭和新山、中央は有珠山。こちらの真西からぐるっと.東までが赤く染まっている。黒く沈み込む大地と、地球のあちらまで続くであろう上層の雲の色。己の魂を引っさらってゆきそうな。 大夕焼(おおゆやけ)は夏の季語。北海道はとっくに秋に入っているが、今年一番のゆうやけで、まあいいか。「大夕焼今日一日は我にあり」仁左
1112 鬼っ子といわれて
1111 吊るし雲
1110 アカンサス
1109 ヒメヒオウギズイセン
1108 ドロバチの目覚め
1107 近所付き合い
1106 カラスの春
1105 耐えて春
1104 春の有珠山
2月末に降った爆弾低気圧による大雪はまだこの通り残っている。一週間前は50㎝以上あったが一日5㎝ずつ減って今日は残り25㎝。あと少しで黒土の畑や枯れ色の芝生が顔を出す。リンゴやサクランボの剪定作業がまもなく始まる。有珠山山頂は白く輝いている。今年の春はどんな姿でやってくるのか。夏の緑に包まれた雄大な有珠山を想像してみる。
昨年9月からの大西洋ラパルマ島クンブレビエハ火山の85日間の激しい噴火、今年2月15日のトンガでの海底火山の噴火と津波。3月8日にはパプアニューギニアのマナム火山の大きな噴火があった。3月11日は2011年に発生し、2万2000人を超える死者・行方不明者、災害関連死者を数えるマグニチュード9.1の巨大地震、東北地方太平洋沖地震から11年目。有珠山の直近の噴火は2000年である。我々は四季折々、自然から与えられる豊かな恩恵に感謝すると同時に、生命にかかわる災害にも隣合わせだということを忘れてはならない。