1135 オオウバユリ 投稿日時: 2023年7月16日 投稿者: nizaemon 花茎がどんどん伸びて1134から16日後、20個の花をつけ私の背丈と同じくらい。1つの根茎から瞬く間に成長し、開花する生命力は驚異的だ。左となりに叢生する西洋種のギボウシと比べても見劣りしない。派手さはないが凛とした花冠は北の落葉樹林の樹下ではまさしく女王の風格。ササ類がまだ進出していない昭和新山の森陰で数百本も群生する様子を想像してみてください。
1134 オオウバユリ 投稿日時: 2023年6月30日 投稿者: nizaemon ブログ1132から40日経った。花茎が立ち上がり若葉色だった葉も厚さを増し盛大な一株となった。10年前、山道で採取した数株が庭のあちこちに出現。たくさんの種子が落ちるが、発芽の条件や機序はわからない。庭での絶好の位置を得たこの一株。思慮深い老庭師ヘルマン・ヘッセ曰く「庭から希望と安息が得られる。自分の庭と植物には責任を持たねばならない」 見守ってゆこう。
1132 オオウバユリ 投稿日時: 2023年5月17日 投稿者: nizaemon 昨年は小さな株だったオオウバユリが見事な葉を広げてくれた。スイセンとシバザクラそしてこの偉丈夫。ギボウシに負けない存在感。もう少しすると花穂を1mも立ち上げて大ぶりな薄緑の花を10個くらいつけてくれるし、晩秋には立派な蒴果をつける(2011年10月25日のブログを見てください)。派手過ぎず手間もかからず、北国のナチュラルガーデンには必須のアイテムと思っている。
1131 大物確保 投稿日時: 2023年4月29日 投稿者: nizaemon 裏庭では毎年20個位のトガリアミガサタケが手に入る。サクランボの古株との繋がりらしい。今年は思いがけずこんな大物が手に入った。私が腰かけた切り株の近く、左足のあたり。 見つけた順に半分に割り竹ざるの上で乾燥させる。 シチューに入れようか、パスタに使おうか。ブイヨンとクリームのモリーユソースにした鶏肉のソテーは旨そうだ。キノコは季節の賜物。ありがとう。
1129 山頂の雪 投稿日時: 2023年4月27日 投稿者: nizaemon 4月27日、よく晴れて春の陽がまぶしい。窓越しの有珠山山頂の残り雪がもうすぐなくなる。「てっぺんの雪がなくなったらもう何を植えてもよい」と農家の人から教わった。我が家の梅も満開。地面は水仙が彩る。ツグミ、ムクドリたちが枯葉の下を探っている。サクランボの蕾も膨らんできた。恒例のGWの花市が開かれる。今年は何を買いそろえようか。家の庭は一気に花開く。
1124 チョウセンゴヨウ 投稿日時: 2022年12月29日 投稿者: nizaemon 洞爺湖畔のゴヨウマツの下に実生の若樹を見つけた。この樹の松かさは松脂にまみれ、大豆大の種子が挟まっていて、その中には美味しい「松の実」が入っている。硬い種子が割れて発芽するイメージを持っていたが、掘り出したら何と丸ままの松かさの中から発芽していた。実は数万年前の旧石器人の遺跡からも見つかっている。連綿と続く太古からの縁を思い、この若樹を裏庭に植えた。
1120 ツバキ一輪 投稿日時: 2022年11月19日 投稿者: nizaemon 酒田から象潟へ奥の細道をたどる旅の途中、芭蕉翁も通ったという崖の上の道で拾った丸い種子。実生で育て数年庭に出したが寒さに耐えきれず枯死寸前で室内へ。8年目でやっと小さな花を一輪付けた温室育ち。知っている豪奢な花ではないがいとおしい。青森夏泊半島の海岸近くにある北限のツバキ林は立派だった。道南でも厳しい寒さが無い地域なら何とか庭でも楽しめるのだろう。
1117 名残りの一房 投稿日時: 2022年10月25日 投稿者: nizaemon 玄関わきのブドウ「ポートランド」が今年もたっぷりと実を付けてくれた。収穫は一月も前だったのだが、葉の陰に隠れて、いくつもの小さな房が残っていた。甘く爽やか味と、独特な風味(フォクシー香)が好きで十年も前に植えたものだ。今朝は氷点近くまで気温が下がり、草地は霜で真っ白だった。今日はこの冷えた一房。10粒ほどだが、円熟にして濃厚な、極上の一房が食べられる。
1116 樹と嵐 投稿日時: 2022年10月12日 投稿者: nizaemon 洞爺湖勉強会で中島の裏側へ回って驚いた。折れたトドマツがそのまま立ち枯れている。6年前の8月30~31日、台風10号が強風を伴って太平洋から日本海へ抜けた。風は中島の中央にある平地・大平原からこの隘路を湖上へと吹き抜けた。強い風は太い樹を根こそぎ倒すが瞬間的な烈風は否応なく幹の真ん中をへし折ってしまう。強風の凄まじさが人手の入らない自然の中に残こされている。
1115 イタリアトマトのソース 投稿日時: 2022年9月30日 投稿者: nizaemon 充実したトマト、イタリアトマトがまた手に入った。早速トマトソースを作る。オイルにガーリックの香りを移しタマネギみじん切りをソテー。水気の少ない果肉を潰しながら加熱し、天日塩、ハーブミックスのエルブドプロバンスと裏庭の唐辛子を加え煮詰める。まろやかで濃厚、芳醇な赤いソースの出来上がり。ひと味個性を加えると、パスタに、肉料理に、中華、和風に、縦横無尽。