446  タコまんま

タコまんま今日、魚屋で探していたものを見つけ買った。「タコまんま」といい、「タコに入っている飯」の意味だ。ヤナギダコの卵嚢で一個が300円ほど。この季節になると出回り、旨いので買ってしまう。卵嚢には1,000粒ほどの米粒に似た卵が入っていて、岩などに一粒ずつ産み付けられるという。マダコやミズズダコの場合は房状につながって産み付けられ「海籐花=かいとうげ」といい食通には有名だ。たっぷりの湯に放すとやがてバラバラになり、コメのポン菓子のような形で歯触りのよい個々の卵が現れる。私は醤油と味醂と厚切りの生姜で濃い目に味付けをして、熱い飯にかけて食べる。