552  里山を編む

樹皮を編む火山マイスターの Y,mimatu 氏の発案・指導で、裏山から得られる素材で籠やコースターを作る講習会があり、手慣れた師匠の技術を教わろうと8名が参加した。この辺りではヤマブドウ、オニグルミが簡単に手に入る。サルナシ(コクワ)、シラカバ、昔からアツシ織りなどの繊維として使われてきたシナノキやオヒョウニレも入手可能だ。

今のところ、採取、剥皮、晒しは師匠の手業にたのむこととし、弟子の手は、割きと編み上げに徹する。自然と生活を直接に結ぶ手の技は、里山と繋がることで生活を築き上げてきた証しでもある。