369  開拓地の火山

羊蹄山倶知安町からの羊蹄山はこう見えた。セイヨウタンポポと古びた小屋と斜めの樹。穏やかで間延びした風景が北海道だ。古羊蹄山が10万年から5万年前にでき、一度山体崩壊して1万年ほど前までの山頂や山麓での噴火で現在の新羊蹄山ができたという。この数千年間は活動を休止してはいる。火山としてはまだ壮年期の山だろうから今後も噴火を繰り返すだろう。噴火が起こったらこの風景はどう変わるのだろうか。