640 春風駘蕩 投稿日時: 2016年5月28日 投稿者: nizaemon 青森県下北の尻屋崎。タンポポの草原で春を満喫する寒立馬を見た。軟らかな陽を受け背が光る。のどかな光景だ。大きくやさしい眼に軟らかな緑が映る。厳冬の岬の風と吹雪の中に立ち尽くす姿は想像できない。昔の南部馬、農耕馬とフランス、ブルターニュ由来のブルトン種との交配種だという。まさしく春風駘蕩。「駘」はくつわを外したウマだという。生命のおおらかさに出会った。