540 渋さの記憶 投稿日時: 2015年8月16日 投稿者: nizaemon 子どもの頃、胃腸薬だと大人たちが言っていた。食糧難だったがトチを食べる話はなかった。聞き書き「北海道の食事」「アイヌの食事」(農文協)にも載っていないから一般的ではなく、救荒食としての言い伝えくらいだったのだろう。サポニン、アロインを含んでいて苦味が強い。東北地方までは複雑なあく抜きの方法と食品が伝えられている。北海道開拓の人たちはまどろっこしい手順を踏む余裕も無かったのだろう。