今日はジオパーク友の会恒例の昭和新山登山会。若芽が萌え、爽やかな風の中を50数名の各地からの参加者が元気に頂上に立ち、足取り軽く下山してきた。私はフィールドスコープで麓から眺めていたが、中には五、六歳の子供もいて、大人たちの中で良く目立った。
もう一人、登山する人たちを見守っている人がいる。故三松正夫さんだ。新山の誕生を詳細に観察し、ミマツダイヤグラムを世に出し、この山の保全を考えた人だ。丁度、銅像の三松正夫が覗いているトランシットの視野の中に、新山の右の肩から降りてくる人たちの姿が入っているように見える。三松正夫はどう感じているのだろうか。お聞きしたいものだ。
昭和新山は噴火時そのままの姿で緑とよく調和して現在に至っている。