オロフレ山の肩にあたるオロフレ峠付近は今日も霧氷におおわれていた。何時通っても、この峠は何時通っても霧氷や樹氷の風景を楽しめる。洞爺湖と登別を繋ぐ最短ルートのこの道路は、1988年以前は熱変性して崩落しやすい崖の下を通る難所の連続だった。そこを観光バスは喘ぎながら上り詰め旧峠に至った。そこには茶屋も開いていて、そこがオロフレ山への登り口であった。トンネルができ、車は通年通行可能になったが冬季、旧峠と登山口に出るには新道からスノーシューで1時間の道のりとなる。標高1230mの純白の山容は周辺の町々からひときわ目につく。我が家から30分の距離にある贅沢。