436 綴れ織り 投稿日時: 2014年11月3日 投稿者: nizaemon 洞爺湖中島の博物館桟橋に近づくと、西山が指呼の間に望める。大気は澄み山肌に陽が当って、その色合いは上等の綴れ織りのようにみえる。草木の色は変容し補い強調し合って厚みを増してゆく。綴れ織りはエジプト、中国、西洋、そして日本でも自然発生的に誕生したといわれる。自然が持つ形や色彩の多様性が、人の感性をより豊かなものとした。真摯に自然と向かい合った指先が豊かな文化を生み出した。