26 ガンビの皮を燃やす

燃えるガンビの皮 ガンビの皮を壮瞥町の奥山の小学校跡地で拾った。藪の中の仰向けに傾いた小さな門柱に駒別小学校とかろうじて読める。すぐ脇では森が伐採されていた。ガンビの皮はマカンバ(ウダイカンバ)の厚い樹皮である。昔から家具作りに重宝された太いマカンバは、今はもう少なくなったという。森の樹を薪にしていた開拓者の時代はこの皮がもっぱら焚きつけとされていた。