25 明治新山 源太穴

源太穴 仲間たちと源太穴を見に出かけた。102年前、明治43年の有珠山山麓噴火は明治新山(四十三山)を隆起させた。佐藤傳蔵によると、45の火口が記録され、源太穴はその中の最大火口で長径211m、短径171m、深さ41m、二重火口、泥流を流したとなっている。 画像は北側の火口壁から見た南側火口壁内側の雪斜面。夏には植物が繁茂していて全体像はつかめません。

1910年噴火左は102年前(1910年)の噴火。壮瞥温泉付近から見た源太穴からの噴煙(壮瞥町「変遷」第1集による)。左手前は東丸山。右奥は明治新山を隆起させた火口群と思われ、新山はまだ隆起していない。源太穴からは熱泥流が発生し湖岸に達したという。この後、数十年の間隔をおいて昭和新山が噴火し(1944年)、さらに山頂部での噴火(1977-78年)、西山山麓噴火(2000年)と続きました。有珠山はまだまだ活動的な山です。次は、何時、何処で,どのような形で噴火するのでしょうか。