547  細工は流々

梅干し ブログ536「我が家の塩梅」の続き。15%の天日塩でひと月漬けこみ、晴れ間を見つけ三日ほど干したら飴色に仕上がって、味もまろやかでいい塩梅。梅干し用の竹籠は荒い目に竹の表皮を通してあって食材を痛めない。40年も前、用賀にあった竹籠屋の爺さんから買った優れものだ。

今年の梅は柔かく仕上げようと思い、取り出しに都合よいように一層ずつガーゼで仕切った。同じように3日間、日に当てた梅酢を少し多めに振りかけて、あとは一年か二年、ころ合いを待つ。