389  ヤマシロオニグモ 

ヤマシロオニグモ裏庭への階段を上がり花軸を伸ばしたユッカの横で見事に張られた蜘蛛の網に顔を突っ込む。私の顔中の細毛剛毛が触毛となり、アッと叫んで瞬間意識が昇華する。瞬間藪の中の獣の末裔だったことを思い出す。梅干大のオニグモより少し小型で、背の白斑からこの種の背白型の雌と確認した。夜間強靭な網を張り昼間はユッカの蕾の間で寝ている。背の模様は色々あるらしく雄は異なる形だというから興味がわいた。