208 タマキビの春

タマキビ水温はまだ低いが、光は水のうちそとに溢れ、動き回る生き物たちの餌となる海藻の繁茂も充分で、引潮の砂浜ではタマキビが活動しはじめた。何を思い起こしたのか、一つ伸びをして、どちらかへお出かけだ。アルトリの岬にはこの外にクロタマキビが分布している。小さくて日常的には食用にはならないが不味くはない。個体数はとても多い。いざという時には救慌食として人の命をつないで来たのであろう。