23日、草津白根山の本白根山が噴火し、一人が亡くなり11人が重軽傷を負った。お見舞い申し上げます。噴火は水蒸気爆発と発表された。「噴火速報」が無いまま噴火し、即、噴石による被害ということになった。TVではライブカメラによる噴石が落下する様子が放映されており、そのあとで「火山活動レベル3=入山規制」が発表された。
2014年の御岳山では死者・行方不明者63人の大きな被害があった。日本では火山への登山者が多いうえ、火口の近くに観光施設がある。白根山から5kmさきには有名な保養地、草津温泉がある。有珠山周辺も同じく観光地でもあり、現在48名の洞爺湖有珠火山マイスターがいる。その一人として、今回の噴火は身の引き締まる思いがする。噴火の時期、場所、規模は予測できない。噴火が起こったら先ずは避難を優先するのがマイスターの役割だ。そのさき何をするべきなのか。勉強会や研修会があり、そこで学んではいるが、避難先での錯綜するであろう情報の的確な判断と、仲間との連携した行動が必要だ。