797 八雲層模式地

八雲層北海道南部の渡島半島には、中新世前期の訓縫層、中期から鮮新世にかけての八雲層があり、さらに鮮新世の黒松内層、第四紀の瀬棚層へと続く堆積岩の層理がある。ユーラップ川にかかる清流建岩橋の下流、右岸にある鶴田知也文学碑裏の河床へ降り立つと、足元から対岸の露頭まで続く硬質頁岩と泥岩の互層が水面の下に見える。八雲層の模式地とのことだ。この川と国縫川の硬質頁岩は旧石器時代石器の素材となった。