780 ドロノキの綿毛

ドロノキの綿毛7月初旬、有珠山の木立に綿毛が飛んでいる。ネコヤナギが終わり、ドロノキの柳絮(りゅうじょ)が風に乗る。 この春の大風で倒れたドロノキの雌株に小さな花がついていて、季節に違わず綿毛を付けた。強いいのちを感じられる。緑から黒に色を変えた蒴果が弾け、閉じ込められていた綿毛が陽に光る。綿毛に包まれた種子はゴマ粒より小さい。荒地に先駆けるパイオニアツリ-だ。