壮瞥七不思議の一つ、「壮瞥穴」の生成を探る目論見が進行中だ。近年見つかったいくつかの壮瞥穴の調査や試掘が、洞爺湖有珠山火山マイスターでもある北翔大学、横山光准教授を中心に進められている。今回の試掘は壮瞥穴の持ち主(穴が開いたということ)でもある中山工務店の協力があってのイベントである。三松三郎さんらが行った以前の調査はスコップを使ったというが、さぞかし大変だったろう。 写真の中央左の穴が壮瞥穴。その脇を4mほど掘り下げている。ほぼ均一なテフラの堆積やその下の軽石層の存在などから、今まで考えられていた壮瞥穴の生成機序とは、異なる結果が出るかもしれない。そして生成年代は? 結果の公表をワクワクしながら待っている。