417 縄文の水 投稿日時: 2014年9月24日 投稿者: nizaemon 伊達市若生町(わっかおいちょう)に古くからの湧水があり、水神の碑があり、シナノキの巨木が残っている。山田秀三によるとwakka-o-i(水・ある・処)の意で、澄んだ水はエントモ岬近くまで流れ草地に消えるという。ここは7、8千年前に有珠山が山体崩壊した流れ山の地形である。この水は縄文の昔からここに住む者の生活を養ってきた。近くには厚い層の貝塚と遺跡がある。すくって飲んだら実に旨かった。暮らしを乗せ、時を乗せ、水は流れる。