415  次の世代が育って

ドロノキ林1944年、昭和新山が噴火してここは火山灰に覆われた。発芽がしたのはドロノキ。日光の下70年経って立派な林になった。今年はマイマイガの食害を受けて林内が透けてよく見える。光の少ない林内ではドロノキは発芽できず、ミズナラ、センノキ、ミズキ、などがあとに続く。あと30年もすればドロノキの寿命がくる。このようにして林は遷移し、極生相としてこの地の安定な原生林になるのはあと100年も先のことだ。