346  復活の日

オツネントンボこの冬は大荒れの日は無かったものの-23℃を経験した。春の日が一段と強く感じられる今日、庭の敷石の溶け残った氷の上にオツネントンボを見つけた。暮れの木枯らしが吹く前にここでたくさん見かけたがその片割れなのか、翅もいたまずゆっくりと身体を動かしている。自然はあるときは膨大な数の命を一瞬に奪うが、小さな命の堅守もする。この確固たる復活を見よ。今年もまた無数のいのちがここから再生する。