325 暗い海

渡島駒ケ岳暗い海の向こうに渡島駒ケ岳が寒風に霞んで見える。ここからは富士山型の砂原岳(1112m)が見えるが左肩に剣ヶ峰(1131m)も淡く見えている。1640年この山は5000年の眠りを解いて山体崩壊を伴う噴火をし発生した津波は20分後には対岸(ここ胆振沿岸)を襲い700人以上の死者が出たという。直線30kmの距離だ。鉄路敷設の前には連絡船が運航していた。この時期行き交う船も渡る鳥の姿も見えない。