287 昭和新山、秋時雨

昭和新山のドロノキ葉を落としたドロノキが昭和新山の斜面に白く広がっています。70年前、噴火で植生がリセットされた斜面にパイオニアツリーとして最初に生育した樹です。綿毛に包まれた微小な種子はその年の内に発芽し、森の主要メンバーになりました。ドロノキは秋、最初に落葉します。「順次開葉型」のこの樹は一番新しい葉を残して、被陰された葉はすでに落葉してしまいました。ドロノキの存在量を見るのに良い季節です。