1089 エゾギンチャクガイ

エゾギンチャクエゾギンチャクガイ。魚屋の店頭で見るのは初めてだ。ホタテなどのイタヤガイ科 Pectinidaeに属し、旨さと収穫量で北の海を席捲するホタテガイを筆頭にヒオウギガイ、アカザラガイ、イタヤガイなどが日本各地で少量が利用されている。小さいが貝柱とだしが出るのが身上。名は巾着袋に由来するが、北海道の海の民たちは殻の畝の筋張った形からババノテ(婆の手)と呼んでいた。