968 寒スズメ

寒スズメ朝の光を斜めから受けて寒スズメ。雪景色になって寄り集まり、個体群としての群れ生活が始まった。家の前のジュンべリーに30羽ほどが集まって、枯れた草地と行き来している。誰かが驚いて飛び立つと自分も飛び立つ。一つのいのちが互いに数十の目と耳を持って身を守る。葉を落として裸になった林の上空には、腹をへらしたハヤブサの眼がある。冬は、みんな必死に生きる季節だ。