614 カラスの下着

ハシボソガラス冷たい北西の風が吹きつけて、ハシボソガラスの胸の羽毛が、一瞬のことですが分かれました。灰色の軟らかそうな綿毛が見えました。伊達紋別港のカラスです。後ろのテトラポッドの雪の白さには負けますが、青みがかった黒く艶やかな羽根の下はグレイのダウンの下着でした。嘴には雪が、脚の爪には氷がついています。寒くはないのですか。