570 観天望気

昭和新山ドーム風の吹きようで命にもかかわる生活をしていた漁師たちは、周囲の事象を拠り所に天候を判断した。11月8日朝、家から見た昭和新山溶岩ドーム東面。右側の噴気口からの水蒸気がドームを半周して流れている。明け方の小雨(湿雪だったかもしれない)が浸み込んだレンガ色に白い蒸気が際立って見える。朝の予報は気温0℃、湿度92%、北の風だった。予報とぴったりの鉢巻き水蒸気。