441  ハスカップのシロップ

ハスカップのシロップハスカップはアイヌ語由来小指の先ほどの小果実で、スイカズラ科の和名クロミノウグイスカグラ。シベリア,北海道の湿地に固有の灌木で、我が家の株は一大原産地の勇払原野、厚真(あつま)の庭師さんから入手したものだ。4株あって5月の半ば、まだ風が冷たいうちに白い花をつけ、ちょうどサクランボウのシーズンに重なって実を付ける。 シロップは水とグラニュー糖を等量で作りかなり甘く、計量カップ1杯の摘みたての実を入れて冷蔵し、時折撹拌すれば長く楽しめる。今回、季節外れに使ったのは7月末に摘み取って冷凍しておいたもの。美味しく甘酸っぱく、何よりも色がいい。ヨーグルトの上では洒落たマーブル模様を演出し、カクテルではどのリキュールとも合う。二色のアイスクリームのトッピングなど格別で、そうだ、付け合わせのビスコッティを作ろう。