347  水の下の大地

力岩融雪の季節なのに洞爺湖の水位が極端に下がっている。壮瞥滝がこの湖の唯一の吐き出し口で有った時代には落ち口より水位は上がらなかったろうが、もっと沖合まで露出したこともあっただろう。現在は北海道電力が水利権を握っていて、法的にはバケツ一杯の水も勝手にできない。沖の岩はいつも船の上から覗き見ている「力岩」。滝を支える大岩盤だ。大減水も有ったであろう大昔の風景に出会ってみたいものだ。