250 漂泊の果て

キショウブ昭和新山の隆起で出来た新山沼。朝の光に輝くキショウブ。この見事に黄色いIris属(アヤメ属)の種は元来、ヨーロッパに一般的な種で、花弁の美しさから近世になって日本にやって来た。イギリスの図鑑には「Throughout, except Iceland and Spitsbergen」と書かれている。要注意外来生物に指定されているようだが、ここはアイスランドやスピッツベルゲン程極北ではないので、北海道の湿地はこの花に彩られるだろう。